東京都荒川区 | 小学校にてキャリア教育の授業で特別講師
更新日:10月22日
今回は東京都荒川区の尾久西小学校で、小学6年生に向けてマジックショーと講演を行いました。テーマは夢を叶えるための行動と勉強。楽しい時間にしつつ、卒業を控えた子どもたちに「今日からできること」を持ち帰ってもらう内容です。

小学6年生に届けたマジックショーと講演の内容
最初はマジックショーから始めました。
ショーでは、カードやルービックキューブ、身近な道具を使ったマジックを行いました。見ているだけではなく、児童にも手伝ってもらう参加型の内容です。
「え、今どうなったの?」と隣同士で確認する子。
反応が素直で、こちらまで元気をもらいました。
その後の講演では、マジシャンとして活動してきた経験をもとに話しました。華やかに見える仕事でも、裏側には練習があります。失敗もあります。思った通りにいかない日もあります。
でも、そこを含めて仕事です。夢です。
この日は、マジシャンという変わった職業として呼んでいただきましたが、伝えたかったのは「特別な職業の話」ではありません。どんな夢でも、毎日の行動が未来につながるという話です。
夢を叶えるために必要なのは毎日の小さな行動
講演で特に伝えたのは、これです。
夢は、ある日突然ドンと叶うものではなく、毎日の行動で少しずつ近づくもの。
マジックも同じです。
1回見ただけでできる技は、ほとんどありません。指の動き、目線、話すタイミング、立ち位置。小さなことを何度も試します。うまくいかない時は、鏡の前で「あれ、今の自分、だいぶ怪しいぞ」と自分にツッコミを入れます。
子どもたちには、夢を叶える行動として次のような話をしました。
好きなことを大事にする
できないことをすぐにあきらめない
毎日少しだけ練習する
人の話を聞いてヒントを見つける
勉強を将来の道具として使う
ここで大切なのは、勉強を「テストのためだけ」にしないことです。
国語は、自分の考えを伝える力になります。算数は、順序立てて考える力になります。社会は、人や地域を見る力になります。理科は、「なぜ?」を大事にする力になります。
マジックにも全部使います。
トークには国語。構成には算数。会場の空気を読むには社会。仕掛けを考えるには理科。
つまり、勉強は夢のじゃまをする敵ではありません。かなり頼れる仲間です。RPGで言うと、序盤から最後まで使える装備です。
夢を持つことは自分のスイッチを入れること
小学6年生は、ちょうど次のステージに進む時期です。中学校に入る前のこのタイミングで実施するキャリア教育には、大きな意味があります。
将来の夢がはっきりしている子もいます。
まだ決まっていない子もいます。
どちらでも大丈夫です。
夢は一度決めたら絶対に変えてはいけないものではありません。変わってもいい。増えてもいい。まだ見つからなくてもいい。ただ、「自分は何にワクワクするのか」を考える時間は、とても大切です。
私自身も、最初から何もかも決まっていたわけではありません。マジックが好きで、練習して、人に見せて、反応をもらって、また練習する。その積み重ねで今があります。
子どもたちには、こう伝えました。
夢を持つと、今日の行動の意味が変わる。
同じ勉強でも、「やらされている」と感じる時と、「未来の自分のためにやっている」と感じる時では、力の入り方が変わります。鉛筆の重さまで変わる気がします。たぶん物理的には同じですが、気持ちの重さは本当に変わります。

生徒たちの反応で印象に残ったこと
今回、特に印象に残ったのは、生徒たちの反応の良さです。
マジック中は、とにかく表情が豊かでした。驚いた顔、笑っている顔、真剣に見抜こうとする顔。中には、こちらの手元を名探偵みたいに見つめる子もいました。
講演に入ると、空気が少し変わりました。
楽しむ時間から、考える時間へ。
でも、集中は切れませんでした。
うなずきながら聞く子。話のあとに目が合うと、少し照れながらも反応してくれる子。マジックの不思議さから入ったことで、夢や行動の話も自然に受け取ってくれたと感じました。
学校での講演会は、ただ話が上手ければいいわけではありません。子どもたちが「自分ごと」にできるかが大事です。その点で、マジックはとても相性がいいです。
目の前で不思議なことが起きる。
でも、その裏には練習がある。
この流れが、夢と努力の話につながります。
校長先生からの評価と来年度への期待
終了後、校長先生からありがたい評価をいただきました。
マジックショーで子どもたちの心をつかみ、その後の講演で夢や日々の行動、勉強の大切さにつなげられた点を好意的に受け止めてくださいました。学校のキャリア教育としても、子どもたちに届く内容だったと感じていただけたことが、とても励みになりました。
さらに、来年度についても期待の言葉をいただきました。
今回の尾久西小学校での時間を通して、改めて感じました。
子どもたちは、楽しい入口があると深い話にもちゃんと向き合います。
夢の話も、勉強の話も、押しつけではなく体験とセットにすると届きます。
そして、大人が本気で語ると、その熱は想像以上に伝わります。
夢を叶えるために必要なのは、特別な才能だけではありません。
今日の小さな行動、少しの勉強、あきらめずに続ける気持ち。
それを小学6年生に伝えられたことは、私にとっても大切な経験になりました。次に会う時、あの子たちがどんな夢を育てているのか。今から楽しみです。
